両院議員総会が開催されました。今日の総会は、役員人事を決めるためのものでしたが、その直前に突然、小池代表辞任のニュースが飛び込んできました。
果たして、総会においては小池代表から代表辞任の意向が示されました。政治家の出処進退は自ら決すべきもの。小池氏自身が決断したものとして受け止めたいと思います。
ただその場で、小池氏が後任の代表として「玉木氏を推挙します」と述べ、そのまま「それでよろしいでしょうか」という司会の声とともに、何か事前に予定されていたかのように、新代表を決めた流れには、私は違和感と唐突感を覚えました。
党の規約では、代表が欠けた時は両院議員総会で新代表を選出できることになっています。しかし、代表を選ぶということは、両院議員総会の意思決定の中でも格別の重さを持つ決定です。それを、今日突然に小池氏が代表を降りることを述べた混乱の中で、一部の人間だけがその流れを知っていて、ほとんどの議員がその場で代表を決めるという心構えもない中で、一気に決めてしまうというのは、私はいかがなものかと思います。
本来であれば、今日は代表が辞めることを確認した上で、先に共同代表に選ばれていた玉木氏の党務運営のもとで、後日改めて遅滞なく両院議員総会を開いて、そこでみんなが落ち着いて、いつ何を決めるのかということに十分な情報を持った上で、新代表を決めていくべきだったと思います。その上で玉木氏が新代表に選ばれるというのが、最も正当な手続きだったと思います。
みんなが等しくオープンな議論、風通しの議論を通じて物事が決まっていくという党運営を行うべきというのは、私自身が、先の共同代表選の際に、政見の中で訴えたことです。
今後、小池氏は代表を退いたあと、どのような立場でどのように党に関与するのか。そのことを決めるために規約改定などの議論が行われることになると思います。是非オープンで風通しのよい、みんなが納得して支えられる運営を行って欲しいと思います。