衆議院議員 大串ひろしブログ

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諫早湾干拓

詰将棋を戦う

西川農林水産大臣が来佐しました。諫早湾干拓開門問題についての意見交換のためです。私も参加しました。
西川大臣は、本件について最高裁判所の判断を待つ考えを既に示しています。ところがどの最高裁判所判断なのかは述べていません。ひょっとするとずっと裁判上の争いのある限りは開門をせず、待ちの姿勢を続けるのではないかとの危惧があります。日本の裁判制度においては、誰でも裁判を起こす権利はあり、全ての裁判の結果が出るまでということは、いつまでも開門の判断をしないと言っているに等しいからです。

開門の是非については、福岡高裁の判決が確定判決となっていることで、これは確定しています。林前農水大臣も、私の国会での質問に答えて、この点は認めています。

これに加えて、今問題となっている、間接強制金の支払いにかかる裁判について、これについても最高裁判所が認めたとしたら、もう国は逃げられないはずです。

詰将棋のように戦う。この運動を盛り上げていきたいと思います。

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不作為=開門しない

諫早湾干拓の開門に向けて、西川新農水大臣はどのようなスタンスで臨むのか。
 
農水省とも今日議論を行いましたが、これまでの新大臣の言動を踏まえると、これまでと同様「裁判所に任せる」というものと理解できます。
 
裁判所に任せるとしながら、その結果実態としては開門が行われない状態が続く、そしてそれをよしとするスタンスです。すなわち開門しない、ということ。
 
佐賀県、長崎県を含む関係4県で、有明海再生に向けて話し合いのテーブルを用意するとしています。もちろん有明海の再生に向けて話し合いを行うことは、佐賀県としてもやぶさかではありません。
 
しかし、それは敢えて「開門」問題を避けたものであり、本当の目的がどこにあるのか、全くはっきりしません。
 
裁判所に任せる=不作為=開門しない そんな意図が明らかです。


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再び求める、政治判断を

諫早湾干拓については、開門しないことに関する国の主張は当然のごとく認められず、開門ができていないことに対して国は間接強制金を支払うことになりました。1日49万円。1年では2億円弱になります。
 
これも全て血税からの支出。ことここにいたった安倍政権の責任は大きいと言わざるをえません。
 
なぜなら、これまで安倍政権は開門するかしないかについて自らが主体的に政治判断することを全くしようとせず、一貫して裁判にゲタを預けてその結果に頼っていこうというスタンスでした。
 
ところが日本の裁判制度では、それぞれの利害関係人毎にそれぞれの裁判が可能です。利害関係人毎に、開門との関係でも利害関係が異なり、したがって開門についても裁判毎に異なった判断が出ることはあり得ます。最近の裁判所の判断を見ていると、「裁判とはそういうもの」ということをあえて示そうとしているかのようにさえ思えます。
 
そのような裁判制度の下で、そもそも裁判にゲタを預けようという、主体性のない態度自体が間違っています。そしてその結果、血税に負担をかけることになりました。
 
安倍政権はこれから本件をどこへ持っていこうとしているのか。全く見えません。


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複雑な裁判を解消できるのは政府の意思決定のみ

諫早湾干拓問題について、佐賀地裁は4月に、開門をしないのであれば1日49万円の制裁金を払うべし、その猶予期間は2ヶ月、と判示しました。これに対しては国は執行抗告という形で、いわゆる異議を申し立てました。福岡高裁でこれに対する判示が出るのは6月6日。目の前です。
 
一方今日、長崎地裁でひとつの判示が出ました。先の開門差し止め仮処分に対して、仮にこれに反して開門を行った場合、1日49万円の制裁金を払うべしというもの。
 
かくの如く、多くの裁判が進行しています。開門しなかったら49万円、開門したら49万円。大変複雑な状況。
 
なぜこのような状況になっているか。それは国が、必要な対策を行って開門をすべしという、福岡高裁判決を履行していないから。
 
開門するなという判示も、対策がまだとられていないので開門してはだめ、と言っているものなので、ストレートな解決策は、国がしっかりした対策を行って開門する、これに尽きます。
 
すなわち、このことが、福岡高裁の開門判決が確定している、ということの意味です。
 
訴訟は国が頼るべき解決法ではありません。国は、開門、という意思決定を自ら行うべきです。


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間接強制、 認められる

今日、佐賀地裁において、諫早湾干拓開門問題について、国が開門の義務を果たさなかったことに対して、原告団が訴えた「間接強制」について、これを認める判決が出されました。私たちの完全勝利。
 
国は、確定判決通りに開門できなかったことに対して、色々な理由をつけて正当化しようとしましたが、受け付けられず今回の結果となりました。
 
「被害が出ないような対策をとった上で開門せよ」という確定判決に対して、国は「長崎県の皆さんの理解が得られておらず、対策がとれていないので開門できません」と裁判の中で述べてきたわけです。これに対して裁判所の判断は「それなら、長崎の皆さんの理解が得られるような、別の方法の対策をとって開門すればいいではないか」という、至極真っ当なもの。
 
政府は、開門に対して消極的な態度をとり続けるのではなく、自らの置かれた立場を正面から受け止めるべき時に来ています。


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