今日の衆議院国土交通委員会で質問に立ちました。知床遊覧船の事故は、国交省が昨年、監査監督を適切に行っていれば防げたのではないか。その思いから、国交省の対応を精査していくことが、まずは極めて重要だと思います。

今日の審議では以下のようなことが明らかになりました。


ー昨年6月の特別監査を受けて出された行政指導(7月30日付)に対する、(有)知床遊覧船からの改善報告書(7月30日付)について、北海道運輸局はその内容、実効性をしっかり精査せず、部長以下11名で単に「見る」だけで終わっていた。

ーその結果、昨年7月の運航記録簿において、風速、波の高さなど毎日同じ数字が並んでいる不適切な内容であったにもかかわらず、見逃していた。

ー特別監査において、桂田氏が安全統括管理者、運航管理者としての資格を適切に有するか否か、確認もせずに、その資質を問うこともしなかった。

ー昨年10月の抜き打ち検査の際、安全管理規定に基づく安全教育がしっかりなされているか、書類をもとに確認できなかったにもかかわらず、その後再確認もせずに見逃していた。

ー船と地上との連絡体制の確認について、衛星携帯電話が「存在する」ことだけ確認し、機能するかは確認していなかった、また携帯電話についても「つながる」という口頭のみの確認に終始し、実際はつながらないという実態を見逃していた。

なぜ、国交省は昨年、このように全く不適切な監査監督で終わってしまっていたのか。

この点、国交省の責任は明らかにあるし、それは大きいと思います。しかしながら斉藤国交大臣は、「監査を行っても事故を防げなかったことを重く受け止めて…」と、曖昧な答弁を繰り返し、国交省の責任を明確には認めませんでした。

このような態度では、国交省の監督行政のあり方がしっかり見直される可能性は低いし、また同様な事故が起きるのではないか。強い懸念があります。

今、国交省自体が、徹底的に反省すべきは反省して出直すべきです。
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