枝野氏が、昨日のぶら下がり取材で、内閣不信任案の提出について問われ、現状では出せない旨の発言をしたことが報道されています。

これに公明党の山口代表が今日、信任して協力いただけると受け止めたい、などと皮肉混じりに述べたという報道があります。

そんな皮肉はさておき、枝野氏が昨日述べたことは、二階氏が不信任案が出されたら衆院解散で対抗する、などとコロナを後回しにした政局発言をしているので、このコロナ禍の中で解散などしている場合ではないだろうという趣旨で述べたもの。「信任」しているわけでは全くありません。

また、菅総理のコロナ対応は、極めて不安定です。突然、高齢者へのワクチン接種を7月末までに終わらせる、一日100万人接種とぶち上げたり、自衛隊による大規模接種を打ち出したりと。

言ったことが実行できなかったことも多々あります。今回の緊急事態宣言も今日、5月11日の期限までに終わらせることができずに延長されました。新しい期限である5月31日までに、本当にきちんと終わらせられる感染状況まで引き下げることができるのか、懸念があります。

したがって、これら今後の状況によっては、やはり菅総理はその任に能わずと判断せざるを得ないことはあり得ます。

コロナ禍の中、事態は極めて先行き不透明です。そして先行きを不透明にしているのは、まさに菅総理の拙いコロナ対応です。