新型コロナウイルス対策について、一昨日に安倍政権は「基本方針」を発表しました。

しかしその内容は「具体的ではない」との指摘を受けました。だからなのか、その後昨日、今日と安倍政権からは突然とも言える対応策が発表されています。

安倍総理は、昨日は「全国的なスポーツ、文化イベント等については2週間自粛等」を要請しました。さらに今日は「全国の小中高を3月2日から春休みまで休校を要請」と発表しました。

大規模な感染の蔓延回避のために、決断力を持って施策を打ち出すこと自体は良いと思います。

しかしそれらが全体的に整合性を持って、効果的に進められていくものか、という点も大事です。

その観点から言うと、一昨日発表された基本方針と、昨日、今日の発表との間ではギャップがあるのは否めません。したがって、発表された内容がスムーズに、効果的に実施されるのかを確認していくことが重要です。

また、ここまでやるのであれば、感染者に対する検査体制の不備が解消されていない事態はどうなのか。この問題への政府の取り組みは明らかに不十分。穴の開いたバケツみたいはことにはならないか。取り組みの全体の凸凹感は否めません。