新型コロナウイルス肺炎に関して、今日、政府は改めて「基本方針」を示しました。

今後大きく蔓延していくのではないかという国民の皆さんの不安な気持ちに応えるものになるか、と私自身、注目していましたが、内容は具体性の無いものだったと言わざるを得ません。

当初から一貫して、安倍政権は本件に関して、危機感が薄すぎるのではないか、だからこれまで後手後手にまわってしまっているのではないか。

例えば、「陰性」だったとしてクルーズ船から下船された857人の方々がその後どうされているか。今日予算委員会でも私たちの会派の岡本議員からの質問に、厚生労働大臣は、下船した857人のうち、現在発熱の症状がある方々が28人いらっしゃることを明かにしました。

これら28名の中でもまだ、PCR検査すら行われていない方々もいらっしゃるとのこと。さらには、この857人のうち、厚労省から現状確認のために連絡が取れているのは782人で、すなわち75人の方々には連絡すら取れていないという現状であることも、厚労大臣の答弁で明かになりました。

この厚労省の対応を見ても、本当に十分な対応を政府として行なっているのか、大いなる疑念を抱かざるを得ません。