今年の通常国会に、安倍政権が提出した法案数は50数本でした。春に統一地方選、夏に参院選があるから法案数を絞ったのだ、と言われていました。

秋の臨時国会はどうかというと、法案・協定案で17本。これも少なかった。

これだけ政府提出法案数が少ないということはどういうことか。

つまり、安倍政権として、この国をこういう方向に持っていきたい、だからこの法案が必要なんだ、という政権運営の「やる気」が、安倍総理にはもう無くなってきているのではないかとすら思います。

長期に、いかにレームダック化せず、政治的な影響力を低下させずに 政権をながらえるか、ということだけに腐心しているのではないか

来年の通常国会で、安倍政権はどのような法案を、どのような数だけ提出してくるのか。このような観点から私は、かなり注目しています。