米国が、ホルムズ海峡を通航する各国の船舶に関して、これを護衛するために有志連合を呼びかけている件について、米国からは国防長官が来日するなど、議論となっています。

確かに、中東からの原油輸入にほとんど全てを頼っている我が国としてはホルムズ海峡の航行の安全は死活問題です。

一方で、米国が提唱する有志連合構想にどのように対応するかについては、慎重な検討が必要だと思います。

そもそも、これだけ中東状勢、なかんづくホルムズ海峡状勢が緊張しているのはなぜか。それはトランプ政権が、イランとの核合意を破棄するなど、かなり強行かつ一方的な外交姿勢を示してきたことにあるのではないでしょうか。

イランの核合意の遵守状況に疑義があったことは周知の事実です。しかしそこからトランプ政権がとった「破棄」という結論には飛躍があります。さらなる外交努力の余地があったのではないでしょうか。

トランプ政権が常に訴える「力」による支配より、まず世界は外交努力による安定を目指すべきです。それが戦争と平和のはざまで、人類が学んできた知恵ではないでしょうか。