今日は長野県へ出張でした。衆議院予算委員会での地方公聴会の日。長野市の北東部にある山ノ内町、湯田中渋温泉郷での町づくりの取り組みを視察した後、長野市内で公聴会。

加藤・長野市長をはじめとする4人の意見陳述人の方々から、地方の実情について様々なお話をうかがったわけですが、私が印象に残ったのは、小布施町で30年にわたって町おこしに取り組んでいらっしゃる、市村酒造場・小布施堂代表の市村次夫さんのお話。

小布施町は、人口1万人強の小さな町ですが、その街並みの魅力に惹かれて、年間100万人を軽く超える旅行者が訪れます。私も訪問したことがありますが、その街並みの何とも言えない素敵な佇まいに、また訪れたいと必ず思うような町です。

その秘密は何か、私は市村さんの言葉の中に、それを見つけたような気がします。都市計画でゾーニングされた町は面白くない、町はごちゃごちゃしていた方がいい。市村さんは、それを今日、「混在性」と言いました。

都市計画で、この区画はビジネス街、この区画は行政地区、この地区は公園、この地区は住宅街、などと截然と区画された町では面白味がない。それよりも、町を歩いていると、途中で役場があったり、魚屋があったり、飲み屋街があったり、宿屋街
あったり、その合間に人々が生々しく暮らす住居があったり、という風にあって欲しい。そういう感性です。

そんな混在性の中で、人々は歩き、人と出会い、会話をし、喜びを発見する。それがあるべき町の機能なんだという考え方で、私も大いに共感しました。

学ぶところの多い地方公聴会でした。