安倍総理が、品川戸越銀座の商店街で、キャッシュレス購入の「体験」をしたと。

消費税増税による消費の落ち込み平準化策としてのポイント還元精度はキャッシュレス購入の場合のみもの。これに3000億円もの予算がつぎ込まれようとしているのですが、この効果は疑問です。

安倍総理には是非、例えば私が住む佐賀県のような地方の商店街でキャッシュレス購入の体験をして欲しかったと思います。当然、キャッシュレス購入のためのインフラの導入はまだまだです。

政府はその導入を支援するとしていますが、地方でどれだけの人たちが、来年、再来年という短期間でキャッシュレス購入に移行できるか。高齢者、そして零細事業主の多い地方です。なかなか難しいものがあるのではないでしょうか。

だとすると、この3000億円の予算は、都市部の、比較的裕福な人たち中心に使われていくのではないかと思われます。

それが社会全体としてどれだけの消費平準化につながるか、大変疑問です。