毎月勤労統計の不正調査問題では、昨日の衆参の厚生労働委員会での質疑において、今週火曜日に発表された中間報告の内容がいかに不適切なものであるかが明らかになりました。

特に、根本大臣は「第三者によるしっかりした調査」ということを盛んに繰り返していましたが、質疑を通じて、実は関係した担当官へのヒアリングは、大部分が第三者ではなく「身内の役人」によって行われたことが明らかになりました。

すると今朝、根本大臣から、追加の調査を行う旨の発表が突然なされました。

調査のあり方が少しでも改善するなら良いことです。ただ、私が危惧するのは、今回追加の調査を行なって、少々やり方を改善したとしても、先に発表された中間報告の内容に結局はひきずられてしまうのではないかということ。

その結果、「担当者が思い至らなかった」、「組織的隠蔽はなかった」といった、先の中間報告でも書かれていたような、結論ありきのものになってしまうとすると、結局「なぜこんなことが起こったのか、背景はよく分からなかった」ということに、またなってしまうのではないかと懸念します。

私が昨日質疑を行なった際、根本大臣は、ヒアリングは身内が行なっていたということを知らされてはいませんでした。

この、日本の基幹統計の信頼を揺るがすような重要時に、大臣がそんなことであってはなりません。根本大臣には今度こそ徹底的な真相の解明を行なってもらいたいと思います。

そうすることで初めて、基幹統計に対する信頼を取り戻すことができます。