今日、衆議院厚生労働委員会での閉会中審査で質疑に立ちました。テーマは今大きな問題となっている、毎月勤労統計の不正調査問題について。

なぜ、毎月勤労統計の不正調査が行われ続けてきたのか、その背景、動機、誰が行なったのか、組織的隠蔽はあったのか、といった点が焦点であり、厚労省は、これを明らかにするために、第三者機関たる特別監察委員会を立ちあげヒアリングを行ない、一昨日その中間報告をまとめました。

しかし、今日、私が質問した内容を通じて明らかになったのは、何と、第三者による調査であったはずなのに、関係していた担当者に対してヒアリングを行なったのは、外部の監察委員会メンバーだけではなく、厚労省内部の役人が行なった部分がかなりあったということでした。

つまり、第三者による調査であるどころか、内部者によるお手盛りの調査そのもの。驚きました。

しかも、中間報告の報告書には、第三者による調査だったということが、ヌケヌケと書かれています。統計のみならず、その不正に対する調査自体も不正に行われていたわけです。

加えて、肝心の根本厚労大臣は、この調査がこんなお手盛りの「内部調査」になっていたことを全く知らなかった様子。大臣として、今回のような統計不正が二度と起こらないように厳正に対処していかなければならない立場にありながら、その資質を欠くとしか言えない状況です。

この問題、「幕引き」などには、全く程遠いと言わざるを得ません。

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