法案審議の段階では、ほとんどが「法案が成立してから……」との答弁で、「中身スカスカ」であることが明らかになった、外国人受け入れ法案。

昨日、政府がまさに「法案が成立してから」明らかにするとしていた、「基本方針」、「分野別運用方針」、「総合的対応策」が発表されました。

しかし、これらを見ても、具体的とは全く言えない内容でした。相変わらず抽象的な表現の羅列。

例えば、国会審議の中で指摘された、外国人労働者が時給の高い都市部に集中するのではないか、地方の人手不足解消にはむしろ繋がらないのではないかといった論点などについても、信頼のおける具体策は全く示されませんでした。

結局このまま、法施行の4月を迎えるのでしょう。法律が施行された後、相当の混乱が現実化するのでははいかと危惧します。