森友学園問題に関して、今日、衆議院財務金融委員会において質疑に立ちました。昨日財務省が発表した、いわゆる調査報告書に関して麻生財務大臣と議論。

私が浮き彫りにしたかったのは、麻生大臣の指導力のなさ。

冒頭、麻生氏は、この調査報告のとりまとめの責任は自分にあること、そして調査報告とりまとめの目的は「膿を出し切る」ことだと、型通りの答弁をしました。

しかし、その実情はどうか。今回の問題の「膿」は、安倍総理夫妻の関与あるいは安倍総理夫妻への忖度があったかどうかということ。

したがって調査においては、まさにこの点を明示的に確認していくべきでありました。麻生大臣に、この点を明示的に確認するように指示したのかと問うたところ、「指示した」との答弁。しかし、それに続いて事務方に、実際に明示的に確認したかと問うたところ、「明示的には確認していない」と答弁。

一体どういうことでしょうか。最も核心の部分について、麻生大臣の指示は事務方には行き届いておらず、今日の質疑の中でも麻生大臣は、それをあまり気にしてもいない様子。

麻生大臣のもとで、森友学園問題に関して、一連の記録破棄、決裁文書改ざん、虚偽答弁は行われました。今日の答弁の状況ひとつを見ても、麻生大臣が、失墜しきった財務省の信頼を回復するという困難な職責を果たす力が無いことは明らか。

麻生財務大臣は、その任に止まるべきではありません。