諫早湾干拓の開門問題について、今日有明漁協の西部の支部の皆さんが集まられて、開門によらない基金による和解の案を受け入れるかということを話し合われました。

結果としては、今日は結論が出なかったということです。

有明漁協の幹部としては、基金案を条件付きで受け入れてはどうかということで、その条件のひとつは、諫早湾干拓南北排水門からの排水をこまめにすることを国が約束する、ということだそうです。

しかし、私はこの約束を国が受け入れては和解したとしても、早晩漁業者が困るような排水が行われ、それを止める術がなくなってしまう結果になると思います。

なぜなら、「こまめな排水」というものは、これまでも何度も国は約束してきました。しかし時が経つとこれが緩んで、あってはならないような排水が行われ、それに対して佐賀県側から抗議をしてまたしばらくはちゃんとするとけれど、その後また緩んで良くない排水が行われる、ということの繰り返しでした。

その度ごとに、私も農水省に対して、排水をこまめにするようにと申し入れしてきましたが、それが効果を持ったのも、一方で開門を求めて訴訟で戦う姿勢を崩していなかったからです。

これがもし、基金案を受け入れて、そのために開門の訴訟を継続していくことが困難になった場合、その後はいくらこちらから「こまめな排水」を求めても、もう農水省は真剣には取り合わないでしょう。

したがって、基金案を今受け入れるべきではない。これが私の意見です。

ちなみに、下記に今回の件について、私が農水省から確認したペーパーを添付しておきます。いかに、農水省が「中腰」であるかがよくわかると思います。
 
 
 
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