現下の、我が国をめぐる安全保障環境が厳しい状況のもと、イデオロギーにとらわれることなく現実的な外交安全保障政策を追求し、我が国をしっかり守っていかなければならないことは言うまでもありません。

しかし、その中にあって安倍総理は、我が国の大切な考え方である「専守防衛」という基本をないがしろにして、なし崩し的に異なる方向に我が国を引っ張ろうとしているのではないでしょうか。最近気になる動きがあります。

例えば射程1000キロにも及ぶ長距離巡航ミサイルの導入。離島防衛のためなどと説明しているようですが、明らかに敵意基地攻撃能力を考えてのことではないかと思われます。

さらには、護衛艦「いずも」を空母へと改修する構想。これまで政府は攻撃型空母については憲法9条2項が禁じる「戦力」に当たるとしてきました。これとの整合性はどうなるのか。

安倍総理が政権を担ってはや5年。そのおごりやゆるみが、専守防衛という我が国の基本的立場まで、国民との対話もないままないがしろにする方向に行き着くことを、私たち野党は許してはなりません。私たち野党の責任も厳しく問われます。