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超党派の議員連盟、公共事業チェックの会の議員団で、諫早湾干拓関連の視察が行われました。

私も今日、中央干拓地の視察に参加してきました。

諫早湾干拓ができたことによって新たに作られた、500ヘクタールを大きく超える中央干拓地。その中をまわって驚いたのは、私の目から見てですが、農地の利用度が明らかに低いこと。

パッと見ただけでも、相当の面積で、何も作られていない、低利用のところがあります。

当初、この干拓地への入植者を募る際、行政側は、7、800万円レベルの年間農業所得が得られると宣伝したという話も聞きました。

しかし、実際は今の日本の農業全体の苦境です。それに加えて、さらに厳しい現状が中央干拓地にはあるのではないかと思われました。

諫早湾干拓の内と外の双方で見られる深刻な状況。諫早湾干拓とは一体何だったのかと改めて思います。

開門調査を求める私たちは、単に漁業者の視点からのみこれを主張しているのではありません。中央干拓地において営農する農業者に対して適切な支援の策を講じることで、両者が現状を打開できる道を探していく、これは政府の責任だという思いからの訴えなのです。