共謀罪法案の何が最も問題なのか。それは、個人の「内面、内心」を公権力が覗き、それに基づいて刑罰を科すものだからです。

政府は、共謀、あるいは合意だけでは罪にはならないんだと、そのうちの一人が何がしかの「準備行為」を行なって初めて罪になるのだと言います。すなわち個人の内面、内心を罪にすることはないのだと、しかしこの説明は全く不適切です。

準備行為を行うのは、一人かもしれません。しかしそれをもとに罰せられるのは、その一人のみならず「合意」をした全ての人。つまり準備行為を行なった人以外は、具体的には何もしなくても、まさに「内面、内心」を理由に罰せられるということです。

これはそもそも、 法に触れることを実際に行なったら罪に問われるという、刑法の原則から大きくかけ離れるものです。

内心のことをもとに罪にしようとする姿勢。あるいは教育勅語を教材に使うことを認めて、子供達の内心を操ろうする姿勢。ここには安倍内閣の戦前回帰的な性格が如実にあらわれています。