与党が秋の国会で強行成立させたIR法案について、政府はギャンブル依存症対策のための関係閣僚会議を開催するとか、公明党はギャンブル依存症対策を議論するためのプロジェクトチームを立ち上げたとか、動きがあります。

しかしこれらは「カジノ法」とも言われるIR法の抱える問題の一部に着目したものでしかありません。

このIR法については、ギャンブル依存症対策以外にも、違法とされている賭博罪との関係をどう整理するかとか、反社会的勢力のマネーロンダリング対策に利用されるのではないかという問題にどう対処するかとか、多くの問題を抱えます。

私としても年明けには、党内でIR法を受けて今後政府が一年かけて作ることになる「実施法」の全体を吟味していく場を設けなければならいと考えています。

多岐にわたる論点を抱えますから、部門横断的なものとして、カジノを含むIRの問題点をしっかり議論する体制を党内に整備していきたいと思います。