政府の月例経済報告における景気判断が久しぶりに上方修正されました。

 

これは、トランプ氏が次期米大統領に当選したあと、トランプ氏が財政刺激策をとるのではないか、規制緩和等を行うことが経済にプラスに働くのではないかという、「期待感」から特に株式市場においては株価が上がり、日本においては為替も円安に振れているという状況が背景にあるのではないかと思います。

 

その認識に立つとき、私は今日の月例経済報告のような楽観的な見方には危うさを感じます。

 

今動いているのは、まだ大統領に就任もしていないトランプ氏が「今後こうするのではないか」という期待感のみ。経済実態が大きく変わっているわけではありません。

 

もちろん、産油国における生産制限の合意はポジティブな動きですが、それで全てを説明できるわけではありません。

 

私は、実際にトランプ氏が就任した後の金融市場の動きは注意深く見ていなかなければならないのではないかと思っています。楽観はできません。