財政再建について。2020年度に基礎的財政収支を黒字化させる目標を安倍政権はどう維持し、達成していくのか。

安倍政権は6月末までにその道筋を示すとしていて、その内容が少しずつ見えてきています。

それを見ると、経済成長が名目で3パーセント以上あるという極めて楽観的な前提で、すなわち経済成長を源泉とした税収増が7兆円以上生じる前提で、9.4兆円の赤字が残るのでそれを歳出改革を主に対応していくというもの。

私はこの楽観的な経済成長を前提とし、それによる税収増をあてにして考えるというスタンス自体が問題だと思っています。

金融市場から、楽観的すぎると見られ、財政再建に対するコミットメントが弱いと受け止められる可能性があるのではないか、その場合国債市場に不測の混乱もあり得るのではないかと思うのです。

私たちの政権の時には、財政再建に向けての道のりは、保守的な将来見通し基づいていました。私は今でもそうあるべきだと思っています。