参議院の予算委員会での予算案審議が続く傍ら、衆議院では、各種委員会における大臣所信に対する審議や、法案の審議が行われています。
会期末は6月24日。3ヶ月弱の先ではありますが、実はそう悠長なものでもなく、この頃から、会期末までにどれだけの法案を成立させることができるか、政府与党側は綿密な日程表を作って分析し、国会対策委員会の場で、野党側と日程交渉をしかけてきます。一日一日が、与野党間の駆け引き。

ところが今年はちょっと雰囲気が違います。それはすでに与党側から、長期の国会延長がほぼ確実な雰囲気でにおってきていること。5月中旬に政府から提出されてくる、安全保障法制関連法案の処理のためです。

今のうちから国会延長が織り込まれてきているので、何となく調子外れ。

この感じからすると、国会の中盤から終盤に向けて通常出てくる、国会審議日程をめぐる与野党間の緊張感も、今回は少し遅れて出てくるのかも。

延長したとしても、国会後半の緊張感の高まりは必至です。