21日に発表予定の10月の月例経済報告。毎月政府が発表する、公式な経済状況についての評価です。
これが今日の報道で、景気判断について2ヶ月連続の引き下げであることが明らかになったとされています。

私はこの報道がなされたことに驚きました。なぜなら、私もかつて、経済財政担当大臣政務官として、この月例経済報告の作成に携わりましたが、これは情報管理を極めて厳しくして行うからです。通常、この報告が事前に漏れることはあってはなりません。

なぜなら、この報告は、政府としての公式な経済状況についての評価なので、当然その持つ意味は大きく、内容によっては金融市場に対して大きな影響を与えます。したがって、情報管理は徹底して行うのです。

今回のように数日前にその内容が漏れるということは驚きです。ここにも今の政府の、タガの緩みが見て取れます。