政府与党は本当に10月15日まで秋の国会を開催しないつもりのようですが、これだけ国政の重要事が動いている中で、そんなことでいいのかと違和感を感じます。
 
例えば福島第一原発の汚染水の問題にしても日々あらたな事実が出てくる状況。国会として黙認できる状況ではありません。
 
TPPについても、10月初めの首脳レベル会合に向けて、その前段たる閣僚レベル会合が見込まれるなど、まさに動いています。
 
「汚染水の問題で閉会中審査を行えば、TPPの問題でも野党から閉会中審査を求められるので、汚染水問題での閉会中審査に与党は及び腰」といった報道もありますが、必要な閉会中審査は行っていくべきだし、そもそもTPPの閉会中審査は、私の方から与党側にはすでに要求を出しています。あとは与党側がこれを受けるか否か、という状況。
 
「決められない国会」が問題だと言われてきましたが、ねじれが解消した今、「仕事をしない国会」になってはなりません。