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 今日は、午前中小城市内などで挨拶まわりを行ったあと、午後は東脊振に移動して、支援者の方々といっしょに、地域内のその他の支援者の方々に対して、ところどころ山道をてくてく歩きながらご挨拶。(写真)

 東脊振の山間部を今日歩いたことで、この夏、これまであまり足を踏み入れられなかった選挙区内の山間部を、ざ〜っとではありますが、大体回ったことになります。う〜ん、よく歩いたなという感慨があります。

 その後夕刻は、佐賀市内での会合に出席したあと、夜は小城市内で法事に参列し、その後神埼市内で支援者の方々と懇親会。

 ところで、先日竹中平蔵総務大臣が、小泉総理の退陣とともに参議院議員を辞すると発表したことについて、河野太郎衆議院議員が自分のブログで批判し、その河野さんのブログが多くのコメントで「炎上」しているとのこと。

 河野氏のブログに対するコメントの中には、河野氏が竹中氏の辞任を批判したことについて、非難するものが多いとされています。

 私自身は、竹中氏の今回の辞任発表に対しては批判的です。国民の皆さんが参議院議員候補としての竹中氏に対して一票を投じたとき、それはその後の6年間という任期が通常通り全うされることを暗黙のうちに想定して投票されたのではないかと思います。

 それに反して途中で選挙された立場である参議院議員という職を辞するのは、投票をした有権者に対して、その信に反することになると思うのです。

 もちろん、竹中氏に一票を投じられた有権者の方々の中には、「通常の任期が全うされる」ことまで想定することなく、投票されていた方もいらっしゃるとは思います。しかし、それがどの程度いらっしゃるかは明らかではありません。したがって現在参議院議員である竹中氏は、「通常の任期が全うされる」ことを前提に投票が行われたということを基本に考えるべきではないかと思います。

 あまり現実的ではありませんが、仮に立候補のときから「小泉総理が退陣したら私も参議院議員を辞します」と明らかにした上で、選挙を闘っているのであれば、まだスジは通っていたと思いますが、もちろんそのようなことを明らかにしていたら有権者の方々の態度は違ったものになっていたかもしれません。

 私は、昨年春に財務省を辞める前、2003年初夏から約1年3ヶ月にわたって大手銀行監督担当者として竹中金融担当大臣に仕えました。近しく仕事をさせていただいた者の立場からは心苦しくあるのですが、私は以上のような理由から、竹中氏の今回の辞任発表に対しては批判的なのです。