今日の衆議院予算委員会は、官製談合問題の集中審議。それに加えて、今日の午後、注目の党首討論が開催されました。

 例のメール問題について、前原代表の方から新しい証拠が提示されるか、という点に国民の注目が集まりましたが、今日の議論で、前原代表からは新しい証拠は提示されませんでした。

 前原代表の主張は、「国政調査権をもって調査することが確約されれば、口座に関する情報は提示する用意がある」というもの。これに対して小泉総理の主張は「疑惑を最初にもちかけたのは民主党であり、民主党の方からまずこのメールが信憑性のあるものだとの証拠を示すべき」というもの。

 この両者の主張は、平行線のまま今日の党首討論が終わりました。

 この結果を受けて、民主党に対しては厳しい意見がつきつけられています。民主党内からも不満の声が出ているようです。

 私としてどう考えているかというと、前原執行部がこの問題をあの段階で予算委員会で持ち出すことを決意した背景には、おそらく資金が動いていることについて、相当の確証があったのだろうと思います。そうでなければあれだけのことは予算委員会ではなかなか言えません。したがって、資金の流れを腰を据えて追っていきたいと思います。今は新しい証拠はだせなくとも、今にそれが出せるような状況になる可能性は十分あると思います。

 ただし党の中では十分に情報の共有や意思疎通が出来ているわけではなく、だからこそ党内でもいろいろな意見が出てきているということだと思います。

 現在のように党に対して厳しい目が向けられている時こそ、党として一体となった声が出せることが重要です。そのためには、もう少し情報共有や意思疎通の場がもたれてもいいのになぁという思いはあります。組織で闘っているわけですから。