今日は、朝から夕刻まで、県議会で行われた、九州新幹線・佐賀空港等特別委員会の傍聴。その合間に、県庁で働く友人、知人の方々にご挨拶。
 
 県議会を傍聴したのは、初めての経験でしたが、なるほど、雰囲気は私が霞ヶ関で働いていたときに体験した、国会の雰囲気と結構似たものだなぁと思いました。
 
 今日の県議会での議論でも感じたのですが、かつて私が財務省で働いていた際に、国会関係の仕事をしていたとき、国会の議論を聞きながら、もう一歩のつっこみがあったら、もっと議論がおもしろくなるのになあ、と思ったことが多々ありました。
 
 もちろん、こちら(役所側)としては、その「もう一歩のつっこみ」ができないように、大臣のための答弁書の内容を練りに練って作成していたので、つっこまれてはいけなかったわけですが。。。。。
 
 役所が作る国会での答弁書は、今思うと、長年の霞ヶ関の知恵が盛り込まれていて、「もう一歩のつっこみ」ができないように、本当によくできています。ぎりぎりのところで言質をとられないように、しかし他方で、何にも答えないような内容だと、それはそれで問題になるので、何がしかの内容は含みながら、巧みに構成されています。
 
 霞ヶ関文学の象徴、国会答弁書のどこにどういう風な工夫がされているか、私としては知り尽くしているつもりですが、そのような人間が、仮に国会議員になったとして、その工夫の裏をかくようにして、「もう一歩のつっこみ」が、うまくできるような質問を発することができるでしょうか。
 
 やってみないとわかりません。まずはとにかく国会に行けるようにならないと。しかし、そのあかつきには、「霞ヶ関文学ならこう答えるだろうな」ということを想像しながら、うまくその裏をつくような質問をして、国会の議論を盛り上げてみたいですねぇ。。。。。